朝ヨガと書の瞑想 報告
9月19日、金沢野町の町家salon&stay初華uicaさんで、朝ヨガと書の瞑想をさせていただきました。
テーマは、内観。
片鼻呼吸で朝のクリアな空気をたっぷり取り入れつ、体にある余分な空気をすべて手放す。それをしばらく繰り返すうちに、呼吸に意識が集中できて、ザワザワした心も次第に落ち着きます。
そしてゆっくりと体を起こしていくアーサナ。左右差や取りにくいポーズから日常の体のクセを確認し、どこかに違和感を感じれば、そこを見つめていきます。
体が伸びて気持ち良く、副交感神経に切り替わっている状態で、最後に書の瞑想。
華という字を、新聞紙に何回も何回も書き続けます。かすかに墨の香りが嗅覚に届き、紙と筆の摩擦が指を通して触覚に届き、一筆ごとに違う墨の滲みや擦れが視覚に届き、静けさが聴覚に届く。リラックスしながらも、感覚は研ぎ澄まされ、字を書くことだけに、心は集約されていきます。
そして最後に、半紙をお渡しし、一枚だけ清書して終了。初華さんが出してくれたお茶とお菓子をみんなでいただきながら、ぼーっとした状態で字を書くのって不思議な体験だったと誰かが話してくれました。
皆さんが帰ったあと、書を並べると、いろんな「華」が咲いていましたよ。