岡部朋子先生 Webデザイン
このお仕事のオファーをいただいたのは、1年前。長くお待たせして、岡部先生には本当に申し訳なかったのですが、ちょっと経緯(言い訳)を。
ある日、たまたまルナワークスと言うサイトを見つけました。そこで、岡部先生と言う存在を知りました。サイトのメッセージに感銘を受け、いつか先生にお会いしてお話を聞いてみたいと、不躾ながらメールした翌日、突然、先生ご本人から連絡がありました。
「メール拝見しました。ありがとうございます。ところで、私をデザインでサポートしていただけませんか?」
見ず知らずの人に、衝動的にメールを送る私も私でしょうが、先生はそれを上回りました。
「先生、一度お会いしてからにしましょう...」
私とて、人となりを知らずして、即答はできません。一体、どんな想いをデザインに込めたいのか、なぜ、デザインが必要なのか、腑に落ちないままでは手も頭も動きません。このご時世、メールだけでの簡潔なご依頼でも、デザインはできます。けれど、やっぱり一度お会いするのと、しないのでは大違いです。
その後、程なくして、先生には東京で実際にお会いしました。想像以上にキラキラした母性的な女性で、奥ゆかしく、繊細で、愛に溢れた方でした。そして勇気のある方だと感じました。その印象をそのままに、岡部先生からのお仕事は、仕上げるようにしています。
今回アップしたWebサイトは、岡部朋子という個人・一人の女性・妻・母親としての感性の声を、必要な方々に届けていくプラットフォーム。これから随時、先生の声が発信され、育てていくサイトですね。こういう部分も、母性的だなぁと思います。育てるというワードも。すでにメッセージ原稿は、岡部先生はたくさん書きためていらっしゃるので、子育ての合間、お子さんがお昼寝の間に、一つ一つ自分の声に変えてアップされるそうです。
いつだったか、あるヨガの先生に教えてもらいました。
「人間の声は、祈りの歌を歌うために授けられたそうです。だから、美しく、優しく、ささやくようにお話しましょう。そのように、授かったのだから。」
TOMOKO OKABE
ヨガという薬 〜ことばの処方箋〜