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撮影スタイリング

Client|株式会社 北市漆器店 さま

クライアントは、石川県加賀市の山中漆器の会社、創業200年以上という老舗である。代々伝わる蔵の中に眠っていた秘蔵品を「昭和の漆器」というキャッチコピーで現代に復活させた。現在では作ることのできない技で、昭和20年〜40年代にかけてつくられた品々を、「與左衛門(よざえもん)」という蔵出しブランドで販売を開始した。

初めて蔵を訪れ「與左衛門」の商品を目にした瞬間、漆器のデザインに魅了されたことを今も記憶している。人々の暮らしの中に生きることを前提に作られた「與左衛門」の漆器は、デザインが自由で愛らしく、気取りが一切ないのに粋で美しい。古臭さは微塵もなく、私はモダニズムに溢れる「用の美」の力を感じた。

茶托、椀、小鉢、盆 etc...  どれをとっても個性的で愛らしい。ずっと眠っていた漆器達を、ぜひ手に取って欲しい。ぜひ使って欲しい。眺めるより、触れて愛してあげて欲しい。私は、運命の使い手のもとに届くようにと、漆器達のお見合い写真をとるイメージで、艶っぽくスタイリングしたかった。

 

https://kitaichishikkiten.stores.jp/

撮影|西花優希 IG/@2487_nishihana

 

スタイリング|アソシエ ペーデー

 

 

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