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Musee de Hanna パンフレット


ほとんどの場合、クライアント様とは一度はお会いして、ご挨拶なり、打ち合わせをしてからお仕事をさせていただくのですが、本当に稀に、一度もお会いせずにお仕事を始めることがあります。受ける側の私よりも、発注するクライアント様の方が、勇気があるなぁと思うのですが。

今回は、そんな勇気あるクライアント様と出会い、フラワーウエディングのパンフレットを担当しました。東京・板橋区の花屋 Musee de Hanna(ミュゼドハンナ)さん。日本では、まだまだ希少なオーガニック・エシカルフラワーを取り扱う、コンセプトのしっかりしたお花屋さんです。

ミュゼドハンナさんとは今年に入って、ほんの数回メールでやり取りしていました。パリの好きなお花屋さんのことや、無農薬・低農薬で作られた人にも地球環境にも安心安全なお花オーガニック・エシカルフラワーへの興味関心とか、最初は、そんな内容でした。

花や植物は、人の心と体を癒す力を持っています。

だからこそ、安心で安全な花を選んでほしいと私たちは考えています。

〜Musee de Hanna webサイトより〜

食べものについては、安心・安全なものを選ぶことが定着しつつあると思います。けれど、お花については? オーガニックを選択できるということすら、まだ多くの方に知られていないのではないでしょうか。実際、私も、ミュゼドハンナさんと出会うまで、その様なお花屋さんがあることを知りませんでした。

 

「9月に銀座のオーガニック展でお配りするパンフレットを作って欲しい」

夏のある日、ミュゼドハンナさんからの久しぶりのご連絡は、そんな光栄なメッセージでした。すでにお花の画像やコピーも揃えてくださっていて、明確なイメージもしっかり見せてくださいました。あとは存分にデザインしてくださいという、ありがたい状態。美しい花の写真を眺めながらパンフレットを作る時間は、本当に幸せで楽しいものでした。

お花好き・オーガニック好きという感性の周波数が合い、会ったこともない私に、デザインを委ねてくれた勇気あるミュゼドハンナさん。9月6〜12日の「GINZAで見つける オーガニックな暮らし展」(松屋銀座1階 スペース・オブ・ギンザ)に出展されています。パンフレットもそちらでお配りするそうです。関東にお住いの方は、ぜひ足をお運びくださいませ。

私も、東京出張の折、お店に伺おうと思っています。やっぱり、クライアント様には、お会いしたいのです。デザインは、本質的には、人をつなぐものですものね。


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